ストラトの弦落ちについて

ストラトのネックを外して、ネックの反りを直したあとくらいから、一弦がすごく弾きにくくなった、調べてみると弦落ちという状態の一歩手前のようだ。簡単にいえば、弦が端に寄りすぎて指板からこぼれてしまう状態のこと。

まったく(リイシューだけど)オールドストラトというのは、反りを直すだけでネックを外さなきゃいけなかったりで手間のかかる子です。

で直志方いや直しかたは、ネック裏の四本ねじを軽くゆるめておいて、上下左右に力を入れて押しながら、いいかんじにバランスを取って締め直すというこれまた原始的なもの。

写真は調整後です。ちょっと6弦側に傾けすぎた(^^)。まああんなハイポジの6弦なんて弾かないから別にいいっちゃいいんだけどね。

こっちはレスポール。ネックが太いのもあるんだけど、さすがバランスとれてます。弾きやすい。

ストラトのブリッジ 弦間ピッチ10.5mmを探す旅

さっきのエントリーの続きみたいな話です。

弦落ちについて調べていると、とうぜんブリッジの話になりますよね。この下の方の銀色のところね。

一弦のブリッジ(サドル)が右に寄りすぎるから弦落ちするんじゃないかと思っていろいろ調べていたわけですよ。すると弦間ピッチ(弦ピッチ)の話に辿り着いたわけです。

弦間ピッチとはその名のごとく弦と弦の間隔のことです。これがGibsonのメジャーモデルは10.5mmで固定。一方Fenderは11.3mmだったり10.8mmだったり10.5mmだったりとばらばら。で僕のモデルはおそらく11.3mm。計ってみたけど、オリジナルストラトのサドルは切り込みが無いので、正確に測れない。でも10.5mmでないことは確か。

ずっと気になっていたんです。なぜレスポールは弾きやすいのか。ストラトと比べるとネックは太いんですけど、なんか弾きやすい。

僕は特別手が大きくも小さくもなく標準的だと思うんですが、やっぱり弦間ピッチが狭い方が弾きやすい。それに弦落ちも防げるんじゃないか、それはラッキーだということで、10.5mmのブリッジに交換しようと思って調べたら、まあこれが無い。無い。無い。

簡単に調べられない理由として、多くの人が弦間ピッチにあまり気を配ってないというのがあるのかもしれない。というか弦間ピッチについては、諸説乱れていてどれが正解かよく分からないんですよ。純正Fenderブリッジの弦間ピッチについて本家Fenderサイトにも記述は、ない。ない。書いとけよ。

で、いろいろ調べていくと最新のアメリカンスタンダード(アメスタ)のストラトは10.5mmという話が見つかった。

裏を取ろうといろいろ調べていくと、GRAPHTECHの交換用アメリカンスタンダードストラト用ブリッジサドルのスペックに以下の記述を発見!!

[GRAPHTECH(グラフテック)/PG-8001-00] スペック
FENDER アメリカンスタンダードストラト用ブリッジサドル
■6個セット
■フェラ・グライド
■Length(長さ):20.7mm
■Width(幅)):10.41mm <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<------!!!!
■Height(高さ):5.84mm
■E to E Spacing:52.73mm

インチとミリの違いがあるから0.09mmなんて誤差の範囲。これでアメリカンスタンダードのブリッジは10.5mm幅だということが確定!! やった! 買うか、これを!

で、これが純正アメスタのブリッジ。(最近ブリッジが変更されたという話もあるのでもう古いかもしれない)

ちなみにGRAPHTECH公式はここなのだが、他に細かいサイズ違いを多数取りそろえていて、アメスタがどのサイズかは公式サイトからは判定不能です。

やっと見つけた〜という話なんですが、サウンドハウスで見積もるとアメスタブリッジは10,200円也。うーん、高いような気がする。微妙。音が変わるわけではないだろうし。

で、ちょっとヤフオクを見てみるとJohn Suhr 1055というGOTOH製のものが10.5mmとして出品されている。(ヤフオクなので写真は略。リンク)が、これも高い。

こんなに高いなら、音がいいと評判のよいGOTOHのVSVGが14,500円だからこっちのほうがいいような気がするし。ただし弦間ピッチは10.8mmだけどね。0.3mmってそんなに変わるのかな。変わるだろうな、レスポールのが弾きやすいんだからな。

と、まだじたばたと調べていると、さっきのヤフオクJohn Suhr 1055というGOTOH製のものがALLPARTS JAPANで出ていることが判明!ヤフオク製品と写真を比べてみると、非常によく似ている。というかそっくり。で他方面からもいろいろ調べた感じでは、同一のものっぽい。




ALLPARTS JAPAN ( オールパーツジャパン ) / Synchro Toremolo Set Chrome
これだとサウンドハウスで結構安いじゃないの〜。


これに決めた!

ギター購入日メモ

Fender USA '62 Stratocaster Reissue = 1992/12/29購入
Epiphone EJ-200VS = 1993/8/24購入(ピックガードがJ-200まんまでなく単なるべっ甲柄のもの)
Gibson USA LesPaul Studio = 1995/5/31のxx本目製造(ナッシュビル)<製造番号より判明
Aria Dreadnought AF-36 Mini = 2009年
Fender Japan テレキャスター CTL-50 =87年か88年に購入

Stratocasterのネックの後ろには製造日の刻印があります。
ネックの後ろに製造日あり

Fender Japan テレキャスター ネック裏 のハンコ
CTL-50Mのハンコ